平日お昼にサッと読む どろんぱの散文

シンプルな暮らし、映画、ダイエット、プチプラ、節約、いい言葉、その他日常で心に触れたものと人。

祖父母との貴重な三人暮らしで教わった智慧の話。

いつぞやのブログにも書きましたが、私は20歳前後の時、ワケあって祖父母と三人で暮らしていました。

未だに実感がない時がありますが、祖母は一昨年、祖父は去年他界。

数年間の三人暮らしの中で、今もこれからも絶対に忘れてないけないと思う人生訓のようなものを多く学ばせてもらいました。

「時間をもらう」という感覚

「人と接している時は、『その人の時間をもらっている』という感覚を持ちなさい」と祖母に常々言われていました。

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ちょっと大袈裟な言い回しではありますが、食事をしている時もビジネスでの取引でも、人生の時間の一部を自分に使ってくれていると思えるか、相手へ敬意を払うことが大事だと言われ、時間=自分のため という使い道でしか考えたことのなかった当時学生の私には、相当グサっときたのです。

義理はケチらずに返すもの

ペイ・フォワードという有名な映画をご存知の方も多いと思いますが、あれの祖父母版(?)のようなもの。

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私が祖父母から与えてもらったものを二人へ恩返しするのではなく、他の誰かに与えなさいというポジティブな循環のための方程式。「歳とると、人にあれちょうだいって言うより何かあげられる方が嬉しいもんよー」と言って笑ってましたが、私はまだまだ利己的なので、その境地は遠いです。

フィルター越しの世界

幼少期からの記憶や性格、体験などを原材料に、人はそれぞれ思考の根本にフィルターを持っています。
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そのフィルターを通して物事を見ているのはさておき、「そうじゃないかもしれない」という視点も大切にしなさいと言われてきました。フィルター素材は薄めで変形タイプが良さそうです。ただ、あの年代の人なので「中国製のは買わん」というフィルターもしっかりあったようですが…

好奇心を忘れずに

絵画が趣味だった祖母は70歳を過ぎてから「スケッチ旅行」と称してお友達と海外へ行きはじめました。

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私が海外に住むとなればパソコンを覚えて俳句付きのメールをくれ、「キャンパスに一度でいいから行ってみたい」と言って大学の卒業式に着物で来てくれたほど。健康な心を保つためにも、好奇心は失くしてはならないと断言してました。手前味噌ながら祖母は見た目も心も本当に若かった!

謙虚であれ

「謙虚」と一口に言っても、傲慢でなければいいというものではなく、卑屈であることともまた別物。

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多様性を認め、相手を受け入れて同じ目線に立てるかがその人の器の大きさを表します。社会でも成功者の多くは謙虚な人だと言われていて、人の気持ちを理解し、信頼を得ることに直結すると言えそうです。この言葉の影響もあり、いかにも上から目線で店員さんにタメ口をきく人が苦手。


おわりに


この他にも、財布のお札はキレイなもので向きは揃えるとか、八徳の話とか干し野菜の美味しさとか、教わったことは数知れず。

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色々なことを教えてもらいましたが依然として自分本位で発展途上の私。DNAは受け継がれているはずなのになかなか難しいものです。

遺影が遺影っぽくないというか、本当に優しい表情をしているので、「まだまだやなー!」と言って笑っているように見えてきます。

 

今日の名言。


Strong people never put on airs.

強い人々は、いつも気取らない。

レフ・トルストイ