平日お昼にサッと読む どろんぱの散文

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徒然草「友とするに悪き者、七つあり」の友人論に思うこと。

古典の授業で何となく習った程度の記憶しかない、兼好法師徒然草」。

何百年も前のものを現代の何かと並列にするもアレですが、筆者がその日の出来事や独白をまさに徒然なるままにつぶやいているもの。


この歳になって読み解いてみると、人情味あふれる哲学書のよう。友人論についても展開しています。


友とするに悪(わろ)き者、七つあり


一つには、高く、やんごとなき人

二つには、若き人

三つには、病なく、身強き人

四つには、酒を好む人

五つには、たけく、勇める兵

六つには、虚言する人

七つには、欲深き人

wikipedia

現代風に意訳してみる


友人として好ましくない人7パターン。

お偉いさん

ギャップがありすぎる若手

健康すぎる人

酒飲み

猛々しいツワモノ

嘘つき

欲深い人

感想


兼好法師の独断と偏見が綴られており、当時はこういう層の人たちが幅を利かせていたのかもしれませんが、現代でも頷けるものが多々。

「若い」とか「兵士」とかピンポイントで区分されてはいますが、同じ気持ちになれない人とは仲良くなるのが難しいのは確かかもしれません。

個人的には、4番目と7番目は節度を越えなければむしろ友達になっておきたいタイプです。

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友人論と私


損得勘定を前提に友人と接することはありませんが、私の場合は精神的メリットがあるから友人関係を継続的に築けると断言できます。

ある程度の年齢になり、信条というものが確立されたからこそ思うことなのかもしれませんが、付き合う人を選ぶことはとても重要。


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「友達は第二の自己」「類は友を呼ぶ」という言葉には完全同意しているので、友人の存在は誇りであると同時に大きな自信をくれています。

自分自身が友人から友人として選ばれる人間でありたいものです。

 

まとめ


徒然草』っていうタイトルが乙です。ちなみに同じ第117段の中で、「よき友三つあり」とも綴っています。

7:3で悪い友人の例を挙げてはいるけど、ご本人はいい友人がたくさんいたんじゃないかと思った次第です。

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今と変わらず当時の人も抱いていた、世の理不尽さやもどかしさ、無常観のようなものが点々と。

なかなか奥深く、他の段も読みたくなりました。


今日のちょっと面白い名言。


When you’re in jail, a good friend will be trying to bail you out. A best friend will be in the cell next to you saying, ‘Damn, that was fun’.


君が留置所にいるとする。
仲のいい友達ならば、君を保釈しようとするだろう。 親友ならば、君と一緒に牢屋に入りこう言うだろう。「まったく、楽しかったな」


グルーチョ・マルクス